肉汁・飛竜頭・蜜柑…これ、なんて読むの? 月極(つきぎめ)、相殺(そうさい)など日本にはうっか

肉汁・飛竜頭・蜜柑…これ、なんて読むの?
月極(つきぎめ)、相殺(そうさい)など日本にはうっかり読み間違えちゃう漢字がいっぱい。そのため、テレビ番組でも漢字クイズは定番の人気コーナーですよね。今回は、料理にまつわる言葉で、意外によめない言葉を探してみました。

レシピや料理記事を読んでいて、実は読めないけど自分流に読んでいるというものってありませんか? 肉汁ってにくじる? にくじゅう? なんとなく読めた気になっている、料理用語を集めてみました。

【出汁】
昔有名アイドルが「でじる」と読んだことは有名ですが、実際みなさん読めていますか?そう、和食の要ですよ!!

正解は「だし」。確かにうまみ成分を出した汁ですもんね。

では続いて汁3連発を出題します!!

【肉汁】
これなんて読んでいますか? じつはにくじゅう、にくじるともにNHK的にはOKなんだそうです。

【豚汁】
これも意見の分かれるところ。とんじる派もぶたじる派もいそうですが…これもどちらでもよいそうです。アンケートによると、とんじる派がちょっと過半数らしいです。東日本ではとんじる、西日本・北海道ではぶたじると読まれることが多いそう

【潮汁】
これはしおじるって読んじゃってた…なんて人も。正しくはうしおじる。かつおだしを使わずに水から魚の頭やあらを煮だしてつくった吸い物のこと。タイの頭やあらを使うのが一般的です。


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真鯛の潮汁(アラ汁) by てつ丸
魚で一番旨い部分!それは アラかも!?って思う事があります。ただ生臭いのが欠点。生臭さを出来るだけ取り除き旨みを抽出できる潮汁作り方、このレシピは釣り師バージョンです。鯛以外にイサキ、カサゴ、ヒラメ等で作る場合もこのレシピでOKです!


真鯛の潮汁(アラ汁)





汁ってむずかしい! ちなみに一汁三菜は「いちじゅうさんさい」が正解です。

さて、次に難問です。

【飛竜頭】
ひりょうず、ひりうず、ひりゅうず、ひろうすとも、実はいろんな呼び方が。いわゆるがんもどきを、関西ではこう呼ぶのですが、語源はポルトガル語のフィリョース(菓子)からきているんだとか。

【治部煮】
正解はじぶに。石川県金沢市の代表的な郷土料理。鴨肉(もしくは鶏肉)をそぎ切りにして小麦粉をまぶして、麩やきのこ、青菜などと煮るもの。まぶした小麦粉のおかげで汁にとろみがつきます。


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鴨の治部煮 by カピアラ
鴨が手に入ったらコレ 甘辛いあんにわさびを溶いて 下仁田ねぎを使いました


鴨の治部煮





では、季節ものを。店頭でこの文字読めていますか?

【牡蠣】
どうでしょう?まさに今とてもおいしい季節になりましたね。そう、答えは「かき」。読めても書けないという人が多いのではないでしょうか?

【紅玉】
これもお菓子作りする人じゃないと意外にわからないかも? 正解は「こうぎょく」。香りがとてもよいけれど酸味が強いため、加熱調理に向いているリンゴの品種のことです。

【蜜柑】
蜜という字で2文字だと、最近は檀蜜しか思い浮かばない人も多いかも知れませんが…。正解は「みかん」。そう、これもいよいよシーズン到来です。

どうでしたか? こうしてみると意外に自分流に読んでいるものも多かったのではないでしょうか?